名前:開琢海
学部:工学部
インターン当時の学年:4年
インターン先地域:ベトナム
インターン先企業:お土産店
期間:2週間
こんにちは!
工学部化学バイオ工学科4年の開琢海(ひらきたくみ)と申します。
今回は,理系の僕が参加した,ベトナムでのビジネスインターンについて紹介させていただきます。
・どんなインターン?
・さて、開は何をしたの?
・じゃ、開は何を学んだの?
・帰国後…
★どんなインターンに参加したの?
「武者修行」という,新興国での実践型海外ビジネスインターンに参加してきました.
武者修行については最後に説明しますが,具体的には,ベトナムの実店舗に派遣され、3~4人のチームでビジネスプランを立て実行するというインターンでした.
★さて、開は何をしたの?
僕はお土産屋で新商品開発を担当し、リサイクル瓶を使った風鈴を作製しようとしました。
<お土産屋さんの外装>
しかし、ここはベトナム… そもそも文化も日本と異なるため、想定通りに進むことはめったにありません。そこで大切なのが、どれだけPDCAサイクルを回せたかでした。ご存知だと思いますが,”PDCAサイクル”とはPlan、Do、Check、Actionの略で、物事を継続的に改善していく手法のことです。
僕たちのチームでは、ゴミのポイ捨てによって景観が損なわれている問題を知り、リサイクル瓶を使用した風鈴を作製することで、ゴミ問題を訴えようと考えました。ところが、「近くにガラス職人がいない…」「離れたところに住んでいる職人だと輸送費が高くなる…」など問題にあたり、行き詰ってしまいました。
しかし、現地のニーズ調査を通して、「目的に沿いつつお客さんに買っていただける商品とは何だろう」と考えたのです。その結果、社会問題の中でも職人の需要も人数も減っていることに注目しました。商品のみならず職人の魅力を伝えることで、街を活性化させたい。この想いから、隣町の職人と協力し、土器の風鈴を作製しました。
最終的には、お客さんに購入していただくこともできました。
<チームと職人さんの家でお食事>
★じゃ、開は何を学んだの?
上記で述べたように実践を積むことで多くのビジネススキルを学べました。しかし、特に何を学んだかと問われたら…「チームビルディング」と答えます。
僕もはじめは、周りとの馴れ合いなんかビジネスの成功とは関係ないだろうと考えていました。しかし、少し考えてみてください!一人優秀な人がいれば十分なのか、それともチームで磨きをかけた方がいいのか。
一人では限界が存在します。めちゃめちゃいいアイデアがあっても、その人の頭の想像力を超えることはないのです。しかし、チームであれば想像力以上のものを生み出すことが出来ます。変化が大きいこの時代の中では後者が求められているのではないでしょうか?
では、どうしたらチーム力を鍛えることができるのか… 僕が学んだチームのゴールは「何でも本音で言い合うことができる仲になること」です。遠慮なく本音を伝えることって実際難しくありませんか?しかし、本音を語らなければ表面的なものしか出来上がりません。そして、本音で話し合える仲になるためには、他者理解とともに自己理解する必要があります。
そこで僕たちは、2週間の中で自分とチームメンバーにとことん向き合う時間を作りました。自分について思い返してみると… 僕は周りの目を気にしがちで、物事を頑張る駆動力と言えば「優越感」だということに気づきました。自分にしか目が向かない。そもそも相手のことを理解すること自体,ハードルが高いことでした。でも、そのことに気づきました。
そして、自分の中で話の聴き方を変えることで、相手を理解しようと努力しました。すると、自分の中のフィルターが1つはずれ、チームメンバーの見え方が少しずつ変わっていったのです…。チームメンバーもそれぞれ自分やメンバーと向き合った結果、お互いを理解できるようになり、良いチームになれたと思っています。
この過程で、表面を繕っていた自分を変えたいという想いもわき、帰国後は周りの環境に左右されず、やりたいこと、そのためにやるべきことに力を注ぐことができるようにもなりました。
<集合写真>
★帰国後…
正直、この2週間はめちゃめちゃ辛かったし、何回も嫌になることもありました。しかしそのぶん、充実感も得られました。
武者修行ではビジネスやチームビルディングなど、ほんとに多くのことを学ぶことが出来ました。その結果、人間的にも成長できたのではないかなと思います。成長や自己変革など本を読みインプットしてきましたが、やはり実際に経験しないとわからないこともありますし、習得度も違うなと感じました。
帰国後はビジネスやチームビルディングについての勉強もしていますが、特に行動することを大切にしています。
<路上でのアンケート調査>
ここまで、読んでいただきありがとうございました!
↓興味がある人は以下のPVもあるのでホームページをのぞいてみてください!
↓東洋経済オンライン記事
https://toyokeizai.net/articles/-/259354
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