「海外で生活する」
「ビジネスを体験する」
その両方を同時に達成できるのが海外インターンシップです。
聞いたことある方や、興味のある方も多いのではないでしょうか?
ただ、海外インターンは、国や会社によって申し込みプロセスや業務内容が異なるため、実際にチャレンジしたいと思っても一歩踏み出しにくいのも実情です。
そこで東北大学留学. comでは、海外インターンを経験してきた東北大学生の体験を聞き出し、『海外インターン特集』として発信していきます。
・留学することは決まったが同時にインターンもしたい
・成長、刺激のために海外インターンに挑戦したい
方は必見です!!
今回は”前回”に引き続き、教育学部の片山さんにお話を聞きました!
〇プロフィール
名前:片山弘樹(かたやま ひろき)
学部:教育学部
インターン当時の学年:4年(休学中)
インターン先地域:インド(バンガロール・チェンナイ・ムンバイ)、シンガポール
インターン先企業名:Goen Consulting Pvt.Ltd.(インド)、Fifty One Media Pte.Ltd.(シンガポール)
留学先地域:なし(インターンのみ)
期間:2017年2月〜8月(インド) 2017年9月〜12月(シンガポール)
今回はシンガポール編です!
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目次
1、インターンシップはどんな会社でどんな業務を任されていましたか?実際に携わった業務やプロジェクトがあればどんなものだったか具体的に教えてください!
インドの時とは別の会社ですが、業務内容はほぼ同じで、現地に住む日本人向けの日本語フリーペーパーの会社で広告営業を行っていました。インドの時は2ヶ月に1回発行だったんですが、シンガポールは週刊だったので、毎週締め切りに追われていました。
インドの時と違うのは、非日系企業の営業チームの立ち上げとそのチームをインターン生だけで回す仕組みを整えるというミッションを担っていたことです。赴任当時のクライアントは9割が日系企業で、非日系企業の広告は皆無に等しかったので、同じインターン生のA君と二人で新規営業チームの立ち上げを行い、非日系企業の新規クライアントの獲得に尽力しました。私はインドでの成果が認められ、非日系企業営業チームのリーダーを任せられました。A君と、後に加入するB君の営業のマネジメントも並行して行いつつ、個人とチームとしての成果、両方にコミットしました。
立ち上げ当初は、営業先でなかなか相手にされなかったものの、地道に行動を続け、徐々に新規クライアントが増やすことができました。実際、私とA君が帰国する頃には非日系企業のクライアントが4社から30社に増え、チームとしてある程度成果を残せたかなと思います。
1年経った現在でも非日系企業の営業チームはインターン生だけで回しているとお聞きしているので、自分たちの営業ノウハウが脈々と受け継がれていることを誇りに感じています。
2、仕事の頻度はどのくらいでしたか?また有給、無給どちらですか?
週休二日制で、朝の9時始業、夜は普段は20時ごろに終業。遅くても23時ごろには終業しており、インドでの働き方と比べると、ある程度余裕をもって働けていたかなと思います。
ただ、週刊だったので、発行日前日などは毎週デザイン確認などに追われ、その点では大変でした。
給料は月給1,000SGD(日本円で約80,000円)でした。
3、インターンをしようと思ったきっかけを教えてください。また、いつごろインターンをしてみようと考え始めましたか?
インドでのインターンシップで好成績をあげ、渡印前に掲げた目標を達成し、次なる挑戦の場所はどこにしようかと探していたところ、シンガポールのフリーペーパーの会社のインターンの求人情報を見つけました。社長の経歴を見たとき同じ大学出身だと分かり、これも何かの縁なのではないかと感じたのが大きいです。
またそのことに加え、インドでの営業経験を活かせるのではないかという思いと、アジアNo.1の金融の都市でビジネスを経験したいという思い、また新規営業チームの立ち上げを経験してみたいという思いから、応募に至りました。Facebookで社長の名前を検索し、友達申請と「面接させてください!」って感じで熱いメッセージを送り、面接にこぎつけました。
4、考え始めてから実際にインターン先に受け入れ許可をもらうまでのプロセスを教えてください。
調査開始時
↓ ・2017年6月上旬海外インターンの広告を見つける
申し込み時
↓ ・2017年6月下旬シンガポールの会社の社長とSkype面接
許可
・面接後、すぐに合格通知
5、申し込みの段階でインターン先で求められた能力、語学力等あれば教えてください。また、インターンを終えた後、必要だったなと感じた能力や、やっておけばよかったと感じる準備などあれば教えてください。
申込み時点で、特に求められた能力はないです。新規営業チームの立ち上げを任される予定だったので、インドでの営業経験が評価されて採用されたと思います。
ただ当たり前だと思いますが、「こいつと一緒に働きたい」と思ってもらえるような面接態度は必須かなと思います。
インド同様、英語力はあるに越したことはないですが、なくても行ってから何とかなるかなと思います。
6、インターンをする中で得たもの、気づいたことは何ですか?最も大切と感じるものをいくつか教えて下さい。
・マインドの変化
仕事において、「できるかできないか」の尺度で測るのではなく、「やるかやらないか」というマインドに変わったかなと思います。どんなに困難な状況でも「できるのか、できないのか」と悩むのではなく、「どうやったらやれるか」という風に常に考えるようになりました。
また、どんな状況でも基本的には何とかなるし、失敗しても「人生のネタになった」くらいで、良い意味で物事を楽観視できるようになったと思います。渡印当初、全く英語が話せなかったけど、行動し続けるうちに何とかなったし、インドでもシンガポールでも、赴任当初は営業成績が上がらなかったですが、行動し、ブラッシュアップを繰り返すうちに高確度で受注を頂けるようになりました。
また二カ国両方でビジネスの第一線で活躍するマーケティングマネージャーやGM、社長などと臆せず商談を繰り返した経験は、自らを精神的に強くし、国際舞台で適応できる立ち振る舞いなども磨けたかなと思います。
また、インターンの業務とは関係ないですが、インドで銃を突きつけられて殺されそうになったり、ビザの更新がされず、空港で捕まりかけたり、シンガポールでもビザの更新が遅れて罰金を支払って逮捕を免れたりと、予期せぬ出来事やあらゆる修羅場をくぐり抜けた経験により、仕事以外で使うようなメンタルも強くなったと思います(笑)。
・キャリア観の変化
海外で働くという事が、これからの自分のキャリアの中で出来るだけ多くあると良いな、と改めて実感しました。
また、これから生きる上で、ずっと「ワクワクした感覚」を大切にしていきたいと思っています。インドでもシンガポールでも、毎日刺激的な日々を送る事ができました。抽象的な表現、かつ一般化出来ていない表現で申し訳ないですが、自分なりの「ワクワク感」を素直に行動に落とし込めていけたら良いなと思っています。
わくわくしてます
7、海外インターンをこれから探そうとしている後輩へなにか伝えたいことがあればよろしくお願いします!
恐れず、まずは一歩踏み出してみることをオススメします!
ただ、もちろん海外インターンに関して不安なことはたくさんあると思うので、そんな時は是非誰かに相談して、出来るだけ悩みを抱えないようにしましょう。
インターン中のたくさんの失敗と成功が、自分に対する自信に繋がり、今後生きる上での糧になると思います。
あと、インターン中は仕事に集中しすぎて、恋人に愛想をつかされないように気をつけましょう。遠距離恋愛中でもきちんとケアを怠らないことをオススメします。僕は当時の彼女にフラれました。。
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いかがだったでしょうか?
海外インターンを探すみなさんも是非片山さんの考え方を参考にしてみてください!
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