目次
~初ヨーロッパ、初フランス~
法学部2年 森田祐輔
まず初めに
こんにちは、法学部2年で現在フランスのパリ第一大学パンテオン・ソルボンヌに留学している森田祐輔です!私は日本の法律、政治形態と対比して全く違うEU法及びヨーロッパにおける政治について1年学んでみたいと思い今回の留学に至りました。また自分はあらかじめフランス語が話せるので(後述)このフランスを選びました。
今回はこのような記事を書かせていただく機会を設けていただき、光栄です。パリに来て約1か月たって自分が感じたことを少しでも多く皆様にお伝えできたらいいなと思います!
また何か質問がありましたらFB(アカウント名 Yusuké Morita)などでご連絡いただいても構いませんのでご連絡ください!
構成
1.フランスでの危機管理
まず皆さんに伝えたいのは、フランスを日本と同じだと思うなです。フランスは日本より危険なのです。そのためいつも以上の危機管理が必要です。そのため心がけてこれは心がけておきたい!ことについて話したいと思います。
1.財布は長財布ではなく小さい財布を使え
長財布はスられやすく、また多くの日本人はおしりのポケットに入れて歩くことが多いですが、フランスでは格好の的で、すぐに盗まれてしまいます。そして、たとえ警察にいっても自己責任といわれて何もしてくれません。(いたるところに自分の持ち物の管理は自分でしましょうと書かれています)
2.知らない人に話しかけられたら無視すること
日本では考えられませんが、こっちでは
「ねえねえ、たばこもってない?」や「道案内してほしい」
など声をかけてくる人がいます。
この人たちは基本無視するか、フランス人ではないので言って無視しましょう。日本人は親切心から安易に一緒に道を探したり、たばこをあげてしまうことが多いですが、それは危険でしょう。自分も道案内を頼まれて、たまたま道を知っていたので道の説明をしたら、ちょっとお金をくれないかと最後にいわれたことがありました。
3.道を歩いているときに路上生活者の近くを歩かない
パリでは路上生活者の数がとても多いです。自分の学校への通学路にもたくさんいます。
その人たちはお金を集めるため透明なコップを道においてることが多いのですが、そのコップをわざと人が通りそうなところにおいてそのコップを通行人に蹴らせてお金を請求するという手口があります。自分も引っかかりました。そのためコップに気を付けて歩かないといけません
今回は3コ紹介させていただきましたが、随時更新していきたいと思います。
2.パリで感じたカルチャーショック
パリに来て、これは日本と違うなと思ったことを紹介していきたいと思います。
1.トイレ問題
みなさんふと「トイレに行きたい」と思うことがあると思います。日本であれば、近くのコンビニないか探しますよね?そしてそのコンビニのトイレを借りて無事解決。
ですが、フランスではそうはいきません。
・そもそもトイレ完備のコンビニありません
・駅にトイレがありません
・公共のトイレは数少ない
・公共施設のトイレは料金制(0.50€=約65円)
そのため、外出するときは必ずトイレに行く習慣をつけましょう!!(笑)
2.地下鉄(RERとMetro)
フランスの電車は大きく分けて2つあります。RERとMetroです。そんな交通機関を利用するにあたって日本との相違点を紹介できればなと思います!
まずは
・エスカレーターは左が追い越し(関西と同じ)
・ドアの開閉は押しボタン式
・改札も場合によっては手動
・駅によってはとてもにおいがきつい(率直な感想でいうと下水のにおいがします)
その中でも特にびっくりしたのは、改札口を飛び越えて出ていく人たちが多いということです。この人たちはFRADEUR(フラドール)といわれいわゆる無賃乗車をする人たちです。これは警備の厳しい日本では見られない現象だなと思いました。
3.授業とその他の留学生との学生生活
最後に1か月たち、授業も始まったので私の学生生活についてお話ししたいと思います。
自分のプログラムは、法学の授業をフランス語ですべて受けることを最低条件とする留学でした。そのため、授業はフランス人の正規学生に交じり、一緒にフランス語のみ使用される授業を受けています。具体的に言うと、今現在とっている授業は、国際公法、フランスの文化保護に関する法律の歴史、国際刑法です。
授業を受けてみて、この経験はここでしかできないものだなと感じました。日本においてすべてフランス語で、しかもEU法およびフランスの内部法をここまで勉強することができるかといえばそれはNOです。さらには自分の周りに同じ法学でも、ドイツ、オランダ、ノルウェーなど他国の法律を勉強している人もいます。もし留学を迷っているのであれば、迷わないで行くべきだとまではいいませんが、行って得られる利益は相当大きいものだと思います。
私生活においては、1か月たった今でも銀行口座を開くこともできず、SIMカードも得られず、地下鉄の定期も買えていない最悪の状況ですが、良い友達に恵まれ、ベルギー人、フランス人、ノルウェー人、ドイツ人の5人のイツメンもできました。また自分が幼いころ通っていた東京国際フランス学園(Lycee Franco-International de Tokyo)の友達とも8年ぶりの再会を楽しんでいます。あと残りの留学生活を送るに際して、留学に行ってよかったと思えるような留学生活を送っていきたいと思います。
森田祐輔


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