名前:伊東 和宏(いとう かずひろ)
学部学年:経済学部3年
留学先:シンガポール・シンガポール国立大学(National University of Singapore)
留学期間:2018夏から1年間
初めまして。今年の夏からシンガポール国立大学(以下NUS)に留学に来ている経済学部3年伊東和宏です。
留学3ヶ月目に突入しての感想を、自分の留学の目的/シンガポールってどんなとこ/留学を考えている人に向けて、という観点から書いていきたいと思います。まあ参考程度に(笑)。
*全て書いてみての感想ですが、今までの交換留学生の記事と内容が少し違っていて需要に添えるかわからないことはまた別のお話、、、
読みたいとこだけ読んでいただければ幸いです。。。
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目次
① 留学の理由/目標
留学の理由はいくつかありますが、まとめると3つに集約できるような気がします。
1)時間が欲しかった
まず1つは、時間が欲しかったためです。
大学2年間で自分の将来について具体的に深く考えず、行動してこなかったため、自分がやりたいこと/やれること/やらなければならないことについて、多くの刺激をもらえる方々と交流していく中で、自分の将来像をある程度考える必要が自分にはあると考えたことはとても大きいです。(あらゆる方面ですごい人たちがいて、自分が大したことないことがようわかる)
これは自分のキャリアに関わるとこで、就職する前にきちんと自分の中で思考を整理する必要があると考えました。(NUSでの留学終了後そのまま残って少しインターンしてくるつもりです。まだ未定ですが)
2)住む環境を変えたかった
2つ目は、住む環境を変えたかったからです。
生まれてから、小さな島国で同一民族と20年間生きてきて自分とは違う、思想/背景/言語を持つ人/国との関わりに純粋に興味がありました。
”フツーこうでしょ”みたいな文言が通じない中で、良い意味で衝突し合えて、そこから自分の持っていない視点を見つけた時は感動します。今まで考えていた当たり前の視点から外に出てみて、俯瞰的/相対的に考えてみると、発想の視点を日々学べて楽しいです。
3)人と違うことをしたかった
3つ目は、人と違うことをしたかったからです。
大学生活で人並みに同じことをしていても、魅力的な人間になれず、何か埋もれてしまうというような危機感がありました。
単に留学をすればいいというわけではないですが、人と違うことや自分が打ち込みたいことに集中できる最後の“機会”と捉えてみると有意義になりそうだ、と思ったことがシンガポールへの交換留学につながりました。
② 新しく芽生えた目標
新たに芽生えた目標としては2つできました。
1)コミュニケーション力を磨く
1つ目はコミュニケーションです。
究極的にここが僕の1番の課題であり、大きな目標です。留学申請時は勉強しに行きますっ!みたいなことを書かないといけないんと思うんですが、僕の尊敬する先輩からの助言と実感値からここのソフトスキルに振っています。(僕自身の弱点でもあるのでなんとかしなきゃいけない)
話す機会を作るために、週に最低2、3回は外国人とだけ英語オンリーの時間を設けるようにはしています。(ただ、別にずっといる必要はなくてランチでも飲み会でもなんでもいいから話しまくり、休みの日は旅行に行くこと。外国人の友達との旅行は現時点で1回しかできていない。。。)
NUSは人種が多様なので、シングリッシュしか話せない人とインド系の独特な音節で話す人が多いので、躊躇わず聞き返すことにしています。個人的には彼ら本当何言ってっかわからん、かつちゃんとしたアクセントを話したいので、正直友達として選ぶ人は選んでいます。ですので、純粋に英語を勉強したいのであればNUSを推奨しません。(ネイティブでさえ全ては理解していないらしいbyアメリカ人の友達。)
2)データサイエンスの勉強を頑張る
2つ目はデータサイエンスを勉強し始めたこと。勉強しに来ていることになっているので、ここ手で抜いたらやばいので。なんでやり始めたのかという理由を端的に述べると、
1.アジアNO.1のNUSといえども経済のモジュールに関しては日本の大学と大した差がないように思えるから。理論経済を除いて、ビジネスよりの経済は実際に働いて身につける実学であることを確信した。であるゆえ、他の勉強をしてみようと思った。
2.スタートアップの重要性に気づいたから。日本には既存の優秀な企業が多くあることは周知だが、今後の展望を考慮するとベンチャー企業の活躍は必須かつ重要だと考えているから。
です。
多くのこれからのスタートアップはコンピューターサイエンスを基盤としたサービスを展開していきそうなので、最新の情報をキャッチアップできるくらいにまでは勉強しなきゃって感じです。はい。
余談ですが、日本には大企業、VC、官民ファンドがお金はたくさん持って、投資したいのに肝心なそれを動かす人材やアイディアがない状況で、日本企業のさらなる停滞を引き起こしかねないという危機感があります。
一方で、NUSではそういった人材を作るためにたくさんモジュールやクラブ?的なのがたくさんあるし、国ぐるみでもそういったセミナーを長期間無料で行なっています。(ただしシンガポール人のみで囲い込んでる。もし自分が受けようと思ったら丸1ヶ月分の奨学金がふっとっぶ。そういうところは閉鎖的でエリート色が強いです。個人的にはそういうところは嫌いですが、たった50年でここまで成長して来たことを考えれば、まあしょうがない)
そういった側面では日本は引けを取ってしまっている状況です。
③ NUSの学生ってどんな感じ?
NUSの学生ってどんな感じなのでしょうか?
だいたい上で雰囲気に関しては伝えましたが、一つ言い忘れたことがあるとすれば、彼らめちゃくちゃ勉強します。
というのも、彼らは大学の成績が就職先にもろに影響しますし、小さい頃からいくつかの試験を通過しなければ大学にはいけないらしく、勉強グセがついているからです。
そしてなにより課題の量がえげつないことも挙げられます。(僕は大変なモジュールは取っていないので、これは友達の話)
個人的に学力だけがその人の能力と必要十分かどうか怪しいと思っているので、これはどうなのかと思いますが、そういう仕組みになっているそうです。

まとめ
こんな感じで、ぶっちゃけてほしいということだったので、少々主観的な考えも入っていますが、影の部分も書いてみました。
残りの留学生活もきちんと目的を忘れず生活していきたいと思っています。
少しでも留学をする際の材料にしていただければ幸いです。では。
こちらの続きは↓から!!
シンガポールって留学生もやっぱりアジア系の学生が多いのでしょうか?世界トップレベルの大学で学べるのはとてもうらやましいです!
交換留学生はかなりヨーロッパ、アメリカから来てると思いますよ。(ざっと見まわした感じ)
おそらく本科生がアジア出身が多いので、それでバランスを保っているのかもしれません。(推測ですが)