こんにちは、日本台湾学生会議東北支部です。
「台湾」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?
食べ物が美味しい?親日?おそらく多くの人がこのようなイメージを持っていると思います。
でも、それだけではありません。
台湾には、知れば知るほど「もっと知りたい!」と思わせてくれるような、奥深い魅力があるのです。
この記事では、台湾についてみなさんに伝えたい点をいくつか書き、最後に私たち「日本台湾学生会議」の活動を簡単にご紹介します。

(夏の台湾では必食です。マンゴーかき氷!)
目次
◆「台湾」を学ぶ意義
日本から近く、気軽に行ける旅行先として人気を集めている台湾。でも、その複雑な歴史や、日本との繋がりを知っている人は意外に少ないのではないでしょうか。
日本の教科書には詳しく載っていませんが、日本と台湾は、歴史的に深い関わりがあります。
1895年から1945年の終戦まで、半世紀にわたって台湾は日本の統治下にありました。この時期に日本人によってつくられた建造物が今でも多く残っていたり、おじいちゃんおばあちゃんの中には日本語を流暢に話す方もいたり、当時の名残が現在も台湾の至るところで感じられます。
しかし、日本統治時代が台湾の近代化に貢献したという見方がある一方で、日本の統治に対する反対運動も少なくなかったのが事実。今、台湾が「親日」と言われることにはどのような意味があるのか、深く考えさせられます。
台湾について学ぶことは、日本、そして東アジアを知るために重要な意義をもつでしょう。そして、その社会の複雑性こそが、私が台湾に惹きつけられる理由の一つでもあるのです。

(国立台湾大学のメインストリート。日本統治時代の1928年、七番目の帝国大学として設立されました。)
◆東日本大震災と台湾
東日本大震災が発生し、日本は世界各国から多大な支援を受けました。その中でも、台湾から届けられた義援金は、総額200億円にものぼる世界有数規模のものでした。
宮城県南三陸町の公立病院や、岩手県山田町の保育園の再建、また、松島の福浦橋の修理などが、台湾の義援金に支えられ実現しています。

(津波で被災した南三陸町の町立病院が、2015年に新たに開業。)
東日本大震災は、私たち日本人にとって、台湾の存在が大きく、そしてより近くに感じられるようになった一つのきっかけであると感じます。
東北で学ぶ私たちこそ、震災の記憶と、台湾をはじめとする世界各国からの温かい支援に対する感謝を、いつまでも心に持ち続けていくべきではないでしょうか。
◆「日本台湾学生会議」とは?

日本台湾学生会議は、日台の相互交流を通じて、日本・台湾間の更なる発展に寄与することを目的とした学生団体です。私たちの考える日台の相互交流とは、政治的、宗教的、職業的立場にとらわれずに、直に語り合うことです。これにより、自分とは異なる側面をもつ他者への共感や理解、また、自国を見つめ直す新たな視点を得ることができると考えています。
2005年の創設以来、東京本部を中心に、関西支部及び沖縄支部で、大学・学年問わず多くの学生が交流しています。
私たち東北支部は、2016年に新たに創設され、東北大生を中心に、台湾人留学生との交流活動などを行っています。
当団体の主な活動内容は以下の二点です。
①本開催
毎年8月に、日本または台湾で行われる当団体のメインイベント。100名程度(日本人学生50名、台湾人学生50名)の参加者が、約1週間寝食を共にしながら交流を深めます。学術的なディスカッションやプレゼンテーションの他、観光や文化体験など、様々なコンテンツが用意されています。
2016年は台南で、2017年は東京で開催され、多くの方にご参加いただきました。2018年は関西で開催予定です!

(一昨年台南で行われた第11回本開催。同じグループのメンバーとは特に仲良くなります。)

(昨年東京で行われた第12回本開催。河口湖での集合写真。)

(最終発表後の打ち上げ。最終日は終わるのが惜しく、少し寂しい気持ちになります。)
②定例会
定期的に行う勉強会。日本人学生に向けて、台湾の文化・社会・言語などを紹介し、理解を深められるような内容にしています。台湾人留学生にも参加してもらうことで、ネイティブと話せる機会を提供しています。(定例会は主には東京本部で行われています。)

(昨年、東京のお茶の水女子大学で行われた定例会のようす。)
以上二点が私たちの主な活動内容です。このように説明すると少し堅く聞こえてしましますが、和気あいあいとした雰囲気も当団体の魅力の一つです。現在新メンバー絶賛募集中ですので、ぜひお気軽にご連絡ください!
◆最後に
台湾について、そして日本台湾学生会議について、少しでも興味を持っていただけたでしょうか?台湾が好きな人、中国語を学びたい人、旅行で台湾に行く予定のある人、なんとなく興味をもった人…、ぜひ一度、日本台湾学生会議の活動にご参加ください!
SNSやホームページでも随時情報を配信していますのでご覧ください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。謝謝大家♡
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