「海外で生活する」
「ビジネスを体験する」
その両方を同時に達成できるのが海外インターンシップです。
聞いたことある方や、興味のある方も多いのではないでしょうか?
ただ、海外インターンは、国や会社によって申し込みプロセスや業務内容が異なるため、実際にチャレンジしたいと思っても一歩踏み出しにくいのも実情です。
そこで東北大学留学. comでは、海外インターンを経験してきた東北大学生の体験を聞き出し、『海外インターン特集』として発信していきます。
・留学することは決まったが同時にインターンもしたい
・成長、刺激のために海外インターンに挑戦したい
方は必見です!!
インターン特集第二回目は、ベトナム貿易大学への留学中、同時にインターンを行った、経済学部の高木さんに質問しました!
目次
〇プロフィール

名前:高木雄太郎
学部:経済学部
インターン当時の学年:3年
インターン先地域:ベトナム・ハノイ
インターン先企業:某広報関連スタートアップ
留学先地域:ベトナム・貿易大学
期間:2018年8月から、2か月間
それでは早速質問していきます!よろしくお願いします。
1、インターンシップ業務について
インターンシップはどんな会社でどんな業務を任されていましたか?実際に携わった業務やプロジェクトがあればどんなものだったか具体的に教えてください!
僕が働いていたのは、設立から1年、インターンがメンバーの半分を占めるようなTHEスタートアップのような会社です。
やっていた仕事は、かっこよくいうと会社の業務改善ですが、実際は社長に言われた「これこうなったらいいよねぇ」を実現する”なんでも屋”です(笑)。具体的には、メンバーのセルフマネジメントシステムの構築、オペレーションマニュアルの作成、データベースの整理、その他諸々…といったことをやっていました。

超ラフなオフィスです笑
2、仕事の頻度
どのくらいの頻度で働いていたのですか?
大学での授業がある中、それと同時並行で週5回ほど働いていました。一応お給料も貰っていました。
3、インターンのきっかけ
インターンをしようと思ったきっかけを教えてください。また、いつごろインターンをしてみようと考え始めましたか?
ベトナムの貿易大学で留学をしていたのですが、留学開始前から留学生活の後半でインターンをしようと決めていました。留学の目的が「アジア経済をこの目で見る」ことだったので、インターンというのは必然的な流れでしたね。

4、受け入れプロセス
考え始めてから実際にインターン先に受け入れ許可をもらうまでのプロセスを教えてください!
2017年冬
先輩に聞いたり、ネットでさっと下調べ。すぐには見つからず後回しにする。
↓
2018年1月
留学開始
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2018年春(3月頃?)
現地にて偶々、ある社長さんから名刺をもらう。
↓
2018年6月
ネットで色々調べてみるが、相変わらずすぐには情報が出てこない。
名刺をもらったことを思い出して、会社について色々調べてみる。面白そうだったので、メールにてアポを取る。
↓
2018年8月頭
諸事情により8月に入ってから面接。次の日から働き始める。
というなんともラッキーな感じでインターン先が見つかりました。
インターン先の探し方については、ネットか現地での紹介がメインになるかと思います。
ただ、ネットに関しては、かなり根気強く探さないと見つからない気がします。日本の仲介業者のサイトはすぐに出てきますが、10万円近く払わないといけなかったり、事前研修があったりとで、僕はあまり活用しようとは思わなかったです。
日系の企業がいいなら現地の日本人と繋がりを持てばすぐに見つかると思います。地場系は大学で友達に聞くしかないんじゃないですかね。派遣先の大学でもちょくちょく情報をくれたりします。いずれにしろ、現地に着いてから探すのがおすすめです。
インターンを始めるまでに参考にしたサイト
・タイガーモブ
・グローバルウィング
*上述の仲介サイトです
5、必要スキル、準備
申し込みの段階でインターン先で求められた能力、語学力等あれば教えてください。また、インターンを終えた後、必要だったなと感じた能力や、やっておけばよかったと感じる準備などありましたか?
能力については、これといって必要なものはなかったと思います。誠実さや素直さ、基本的なコミュニケーション力など、人間性を見られていました。語学力については、留学に来ているということもあり、簡単な確認をされた程度でした。
インターン終了後に感じるのは、同じミスを繰り返さないこと、常に全体像を頭に入れて逆算することの大切さです。当たり前じゃんと思うかもしれませんが、これがその時ちゃんとできる人は、もはやインターンをする必要がない人でしょう(笑)
6、学び
インターンをする中で得たもの、気づいたことは何ですか?最も大切と感じるものをいくつか教えて下さい。
一番成長したかなぁと思うのは「思考力」です。ありふれた答えではありますが、、、
突然ですが、よく就活のGDで「新しいサービスを考えよう」なんてお題がありますよね?現状想定から理想とのギャップを見つけ出す…なんてやったりするんでしょうか?僕もそうやって業務改善をしようとしていました。それで「みんなの仕事効率も200%だ!」とか浮かれちゃってたわけですね。でもFBやトライアルの段階で気づくわけです。「なんだこの全然使えないシステムは⁉︎」と(笑)。
何が言いたいかというと、学生が頭で考えたことなんか所詮は空論でしかない、ということです。(*あくまで僕の話で、一般論ではないですよ!)
これが理想だ!と思っていても、”理想論”に陥っていたり、これがボトルネックだ!と思っても、実はそこじゃないんだよなぁ…となったり、やってから「実際は違うんだ」ということが多かったです。リアルな声をソースとして拾ってこないと、現場では通用しないことが身に沁みて分かりました。
ただ、このTry&Errorを繰り返した分だけ、自分の思考力が「リアル」に近づいた実感もあります。
こうしてみると「思考力」が成長したというより「実行力」が成長したという方が正しいのかもしれませんが、いずれにしろ、自分の仮説をぶつけ続けた分だけいい学びが得られたという点で、意味あるインターンとなった気がします。

忙しいとはいえ、皆さん思い出はしっかり残しておきましょう笑
7、後輩へのメッセージ
海外インターンをこれから探そうとしている後輩へなにか伝えたいことがあればよろしくお願いします!
これまでの拙文はあくまで僕のケースですので、さらっと読み流してもらえればと思いますが、同時に読者の皆さんにとって何か一つでも役立つものとなっていたら嬉しいです。
最近は「海外行って意味あるの?」と言われることも多いご時世になってしまいましたが、それはみんな海外が手に届きそうで届かないという、もどかしさ・羨ましさの裏返しです(偏見です笑)。ぜひみんなが羨む海外インターンライフを送ってください!
質問は以上です!高木さん、ありがとうございました!
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いかがだったでしょうか?
ベトナムでの留学をしている、もしくはする予定の方や、東南アジアの経済を知るためにインターンを考えている方は是非参考にされてみてはいかがでしょうか。
それではここまで読んでくださりありがとうございました。
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