こんにちは!University of California Berkeley(以下UCB)に交換留学している勝山湧斗です。今回は、UCB留学に必要だったことを簡単にまとめたいと思います。
そのまえに、まずは自己紹介です。工学部化学バイオ工学科から、UCBのCollege of Chemistryに1年間(1 Academic Year)交換留学しています。
それでは本題です。
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目次
①志望校決定まで
私は最初からカリフォルニア大学に留学したいと思っていました。理由は、中学2年生の時にホームステイした時の刺激が忘れられなかったからです。
UCは志望校を3つまで選んで応募できるのですが、第一志望から順に、
①バークレー
化学世界ランキングトップだったから。アカデミアの道に進みたいと思っているため、世界最高峰の大学で経験を積めることは非常に魅力的だったから。

②ロサンゼルス
UCLAにも権威の先生方がたくさんいるため。また、ロサンゼルスという町が好きだったから。

③サンディエゴ
天気が一年中良く、楽しい留学生活が送れそうだったから。

で応募しました。
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②学内選考とUC選考
グローバルラーニングセンターの留学アドバイジングを2回済ませており、面接が免除となったため、書類審査だけで学内選考突破となりました。この時点で、実質カリフォルニア大学に留学に行けることが決定です。(たしか12月頃)
しかし、学内選考後にUC選考があります。UCに直接留学を申し込み、キャンパスの振り分けを待つことになります。
この時、①超簡単なStudy Plan ②履修モデル(授業ナンバーまで書く)を提出することになります。恐らくUC選考で最も大事なのは、①GPA ②UC各キャンパスとの相性です。
UCBに交換留学している日本人学生のGPAは平均して3.8~3.9です。 (ただし、計算方法はAAとAが4で、Bが3、Cが2、、、です。)しかし、稀にGPA2.5とかの人もいたため、諦めてはいけません!志望するキャンパスとの相性が良ければ受かる可能性が高いです。
化学やコンピューターサイエンス、AI、社会学、ビジネス、法といった分野でUCBはものすごく強いです。
QSによる世界化学ランキング

QSによる世界Compurer Scienceランキング

この分野で交換留学したいと考えている学生は、正直有利だと思います。しかし逆に、志望するキャンパスにない学部や、弱い学部で申し込むと、落ちる可能性が高くなると思います。
ただ、ランキングでは実情はわかりません。
例えば化学といってもかなり広い分野があり、UCBは特に物理化学が強いです。東北大学が材料化学(特に金属材料)が強い、といったような感じです。したがってランキングではなく、結局は自分のやりたいことができるかどうかを軸にキャンパスを決めた方が良いと思います。上記のランキングの話は、受かりやすさの傾向の話です。
UC選考は4~6月頃に結果が出ます。それぞれのキャンパスから「Welcome to UCB」といったようなメールが届きます。これが実際のメール↓

因みに、UCBは他のキャンパスと比べて合格通知がかなり遅いです。周りのみんなは各々のキャンパスから合格通知をもらっている中、自分だけ届いていないのはかなり不安でした(最初に通知が来た人の一ヵ月半後に来ました。)
③住まい探しと履修登録
住まい探しは比較的簡単でした。
UCBには伝統的なインターナショナルハウス(通称ihouse)があったので、そこに申し込みました。
↓ihouseの外見

ihouse のHPはこちら
家賃は月17~18万円で、食事(朝昼晩ビュッフェ)とインターネット込みです。洗濯は1回3ドルくらいお金がかかります。
↓ihouseの標準的な食事

高いと思うかもしれませんが、サンフランシスコやバークレーはベイエリアと呼ばれており、地価や物価がすごく高いです。(レストランで食べると1食20ドルくらいします。)なので、外に住んで節約しながら質素な生活をするよりは、しっかりとお金を払ってたっぷりとごはんを食べられるihouseをお勧めします。また、友達もたくさんできます。
履修登録は、大変でした。
人気な授業はすぐに登録しないと埋まってしまいます。 自分の場合は、最初のセメスターは履修登録が上手くいかず、単位が足りなくなってしまい、韓国語(5単位)の教室にぎりぎり滑り込みました。 因みに単位が足りなくなると、日本に強制送還ですので気を付けてください。
住まいや授業が決まれば一安心です!あとはバカ高い保険に入り、アメリカ行きのフライトを予約し、行くだけです!
④事前準備にかかった費用
最後に、事前準備にかかった費用を簡単にまとめると、
・予防接種 5万円
・インターナショナルハウス申込+Deposit 10万5千円
・飛行機(片道) 10万円
・保険料 43万円(東北大学の保険とUC指定の保険)
となります。
これは、あくまで私の場合ですので、人によっては異なります。 既に幼い時に予防接種をしている人や、UC保険のキャンセルに成功した人であれば、もっと安く済むかもしれません。
以上、UCBの申し込みから合格までの大まかな手順でした。
次回は「ぶっちゃけ何がいいのUCB?」(リンクはこちら)について書きたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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