留学先ぶっちゃけ

院試と留学の両立。スウェーデン王立工科大学での一年(後編)

前回につづいて、スウェーデンの首都ストックホルムにスウェーデン王立工科大学(KTH)へと留学していた工学部の和田朱音(わだ あかね)さんへのインタビューの様子・後編を紹介します。

まだ前回の記事をご覧になっていない方は

””コチラ””

からどうぞ!

***

(運営):とても充実されていたようですね!課外セミナーなどもあると少し聞いたことがあるのですがそちらはいかがでしたか?


(和田):私が履修した授業の中にも課外セミナーがいくつかありました。ストックホルムにある宇宙系機関であるSSC(https://www.sscspace.com)の見学や、ドイツにある宇宙飛行士育成センターの見学などです。

SSCでの課外セミナーでは、そこで働く研究者の方々の講義を受けました。SSCでの研究が宇宙開発でどの部分に貢献しているのか、どのような研究をどのようにしているのかなどを実際の機械を見せてもらいながら説明を受けました.

ドイツのケルンにあるEAC(esa miyake cologne)では、実際に宇宙飛行士が訓練を受ける施設を見学したり、訓練士の方のお話も伺ったりしました。国際宇宙ステーションのモックアップに実際に入り、設置されている機械などの説明を受けたときはなかなかテンションが上がりましたね(笑)

特にEACは、元宇宙飛行士の教授つながりで入らせていただくことができたので、なかなか経験できない貴重なセミナーでした…!

院試対策について

(運営):留学する人の中で、(特に理系は)院試はどうするか気になる人も多いと思います。実際に和田さんも院試が留学直後に控えてたと思うんですけど、どんな対策をされたんでしょうか?入試、卒業単位、研究室のことなど、具体的におしえてください!


(和田):そうですよね。私にとっても帰国後すぐに院試が待っているということが、留学中の一番の憂鬱ポイントでした(笑)

実際に留学する前は単位互換して卒業単位をしっかり満たせるよう、念入りに単位数を計算しておきました。帰国後は院試、卒論と忙しくなることが目に見えていたので…。

留学先でどの科目を単位互換するかなども、留学前と留学後に2度、学科の担当教授と面談をして決めましたね。

どの授業がどのくらい単位互換できるかなど決めるのは東北大学の担当教授なのでそこではしっかりと相談しましょう。その時、単位互換に関わる様々な書類も準備します。

留学が始まってからは、卒業単位を確実に満たすために、周りの学生より授業は多めに取っていました。一年間で65単位、授業数としては10科目くらい取りましたね。ちなみに、このうち4科目を単位互換することができました。

4月くらいからは、留学先での勉強の傍、院試勉強もぼちぼち始めてはいたのですが、本腰を入れて勉強し始めたのは帰国後になりました。

実際、6月中旬に日本に戻り院試勉強を始めたのは三日後。すぐ仙台に戻って研究室や図書館に通い詰めました。余韻に浸る暇がなかったのが寂しいですが…(笑)

留学前にできる対策

(運営):計画をしっかり立てていてすごいです…! 留年すること無く留学と院試を両立されただけあってしっかりと対策されていたのですね。

ちなみに、いつごろから留学を意識して単位など計算していたのでしょうか?いつごろまでにどのくらい単位が、みたいな目安があれば教えてください!

(和田):大学2年までは授業科目のバラエティも少ないので、単位数を稼ぐことはできませんでした。先取りをしていた科目もありましたが、せいぜい4単位くらいです。

なのでこの時心がけていたこととすれば、単位を落とさないようにすることでしょうか。

大学3年になると、留学直前だった前期の間に、卒業単位まであと何単位かを計算し、授業を多めに取って卒業単位をかせぎました。

そのような形で対策した結果、無事留学開始時点で卒業単位まであと6単位まで持って行くことができ、留学中の単位互換で充分卒業要件は満たす計算でした。

(運営):やはり、留学前にどれだけその後を考えた過ごし方をしておくということはとても大切なのですね。

それでは、次に院試に関してですが、留学中の院試の勉強時間をどのくらいしていたか具体的に教えてください(一日だいたい何時間くらい、留学先の授業との勉強時間の割合など)。また、帰国後はどのくらいしていましたか?こちらも具体的に教えてください。

(和田):先ほどもいったように、留学中である4月くらいから、事前に持ってきていた院試用の教科書を使って勉強をはじめたのですが、KTHの授業の課題などでも忙しく、、、

土日にちょこちょこっと勉強する程度であまり時間は取れませんでした。

なので、帰国後は、朝から晩まで研究室や図書館で、一日平均10時間くらいはしたと思います。

使った教科書


今後について

(運営):これまでの対策が実り、無事進学される中で、これからこんな風に過ごしたい!といったような予定はありますか?


(和田):そうですね、、

今後についてですが、まずは留学先で身につけた「広い視野で物事を捉える習慣」を忘れないようにしたいです。

留学中は、「知る」ことの楽しさを学んだ一年間で、様々なバックグラウンドを持つ友人と、見知らぬ土地で過ごしたことは、私の好奇心に大きな影響を与えてくれたと思いますし、これからどんな環境でも自分らしくやっていけるという自信や度胸が芽生えました。

これから少なくとも二年間は、研究室に籠って青葉山の光になっていることかと思います(泣)が、その先将来は、自分の専門分野で国際的に活躍することを目指していきたいです!

(運営):インタビューはここまでです。ありがとうございました!

****

いかがでしたか?

多くのことを聞けたインタビューだったと思います。

この他にも質問などあれば、和田さんはGCSのメンバーなのでたくさん相談できると思います。

院の勉強聞きたいことがあれば“コチラ”からどうぞ!

それではここまで読んでくださりありがとうございました。

【写真】留学中の様子

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