SAP(1回)と学部短期留学(3回)の経験者が悟った、FLにしかないFLの魅力をお伝えします。
FLってどんなことやるの?とか 忙しくないの?などの疑問にも答えます!留学一回行ったからいいかなって思っている人も、留学したことないし、海外に行く意味ってあるの?って考えている人にもまず 将来の選択肢にFLで行くことを増やして欲しいです。成長するチャンスを見逃すな!!
留学者プロフィール
名前:佐藤 友美(さとうゆみ)
学部学年:歯学部2年
留学先:ドイツ・パダボーン大学 他(Paderborn university)
留学期間:2017年3月から2週間
目次
留学プログラムの概要
簡単に言うと、現地学生とベトナムからの留学生とともにドイツの移民問題について現地調査しました。
私が留学した2017年って覚えている方もいらっしゃるかと思いますが、ちょうどドイツでの移民問題が表面化してきて、移民反対のデモがヨーロッパ各地で起こっていると日本でもニュースになるくらいの年。行って大丈夫かなと思いつつも高校生の時から抱いていた興味、つまり医療問題と移民の受け入れの関係を身をもって知りたい!って申し込みました。割と『やれるならやれるうちに精神』があって、引率の先生いらっしゃるし、でもだからって自由な時間がないわけではないし、(ドイツビールも飲みたいし!)デモも大丈夫でしょうって即決です。
実際に、ドイツを縦断しながら多くの大学で専門家の講義!にディスカッション!に観光!に国際交流!(これだけ聞いても贅沢でしょ!笑)2週間!?って思えるくらい濃度濃い時間を過ごしてきました。
渡航前
研修
渡航前は引率の先生からの課題が少しありました。といっても、ドイツの文化を知るために映画を観たり、本を読んだりといった感じ。がっつりではないし、気軽に取り組めるものでした。あと、留学最終日に予定されている『Japanese Night』での出し物について話し合いました。その当時流行っていた恋ダンスを覚えたり、すずめ踊りを踊ったり、まあそんな感じ♪
準備
移民問題といっても様々。大まかに3つのグループに分かれ、どんなことを現地調査しようかと話し合いました。私たちのグループは『移民と医療』。難しそうでしょ?
『これを英語でディスカッションって…、それより観光したいよ…。』と思ったので日本で調べられるものは事前に調べておきました。
これがなかなか良かった笑。お陰で有意義な時間を多く持つことができました。『やれることはやっておこう精神』ここでも発揮です。

留学中
現地での交流
フィールドワークといって、日本語で言う現地調査をパダボーン大学にゲッティンゲン大学、ベルリンでも行いました。ヨーロッパの大学のイメージそのものの雰囲気を存分に味わえる、なんとも言えない清々しさを感じてきました!大学の中にまで観光では行けないからこそ、それだけでもいった甲斐がありました。現地学生もベトナムからの留学生も一緒なので、観光さえも国際交流みたいな感じでした。(一石五鳥くらい笑)
語学力
ドイツって隣接国に英語を母国語とする国がないのに、なんであんなペラペラなの!?と言う感じです。後日、アメリカ人から、『ドイツ人の喋る英語は俺らより文法に忠実だよ』と聞きました。ほんとその通りだと思います。(おい、アメリカ人!)じゃあ、英語力が必要かと言われれば、あったことに越したことはない。
けれど、それより大切なことは伝えたいというハート。そっちの方が、英語力よりも大切だと強く感じました。(だって、英語力は伝えたい気持ちなかったら、誰の心にも響かないし♪)
授業
SAPや学部短期留学って留学生用のプログラムで組まれて、それに従っていくと言う学校の延長みたいな感じで少し物足りなさを感じてました。が、FLはがっつり英語漬け。そして、自分たちで課題を見つけていくという大人感。SAPよりも能動的に動いてました。研究留学のプチ体験といったところでしょうか。

留学後
語学力
主な変化としては、英語の瞬発力というか、パッて言えることが増えましたね。だって、日本においての英語教育は挨拶とか日常会話などの受動的な英語を学んでいるんであって、能動的で自分の意見を言うようなのはディスカッションの経験がないと難しい。そのディスカッションやディベートをやる時間が存分にあるのがFLたるもの。SAPとは大きく違う、最大の魅力です。
心境
昔、テレビで1ヶ月ワーキングホリデーした人にインタビューしてて、『この大変な1ヶ月をこなしてきたんだから、この後の人生で辛いことがあってもこの1ヶ月を思い出しせば乗り越えられそう』って言う人がいました。その時、格好いいって思ってた私も、今はFLに対して言えます!まっ、そういうこと♪

留学を振り返って
学び・楽しかったこと
ヒトって頑張れば変われるんだっていうことをたった2週間で証明できます!英語力だけじゃなく、自信をも含めて大きく成長できる、それがFL。
それでいて、一人一人伸びるところが違うのもSAPと違うところ。SAP経験ある参加者も同じように思っていたみたいで、留学報告会でも『成長』がみんな共通のキーワードになりました。
後悔・辛かったこと
毎日プレゼンにディスカッションにディベートに追われてました汗。眠い目をこすってもまだ眠い、ベットにはバタンキュー。でも頑張った分だけ成長できたのです。(と勝手に思ってます。)

最後に
なによりも、課題をこなしていくという自己管理力や達成感をも留学で培えるのはSAPや学部留学にはない大きな魅力です。
研究室配属している今、あの時の頑張りや、学んだことが生きてると思うことが多々あります。どうしたらこの課題を把握できるのか、そして解決できるか、そんな時にFLで学んだリサーチマインドが生きています。
そして、欧米の学生はディスカッションも慣れている。そんな環境に自分を置いて、身をもって体験したのはかなり貴重でした。どうしたら自分の英語力でも伝わるか、そう考える方が ただただ英単語を覚えるよりも確実に重要でした。百聞は一見にしかず。ぜひ、唯一無二の留学体験をしてみてください。それとも、成長できるかもしれない種を捨てちゃいますか?
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