留学スタート特集

【フィンランド・オウル大学への留学】コミュ障陰キャの孤独との闘い 後編

この記事は、

・フィンランドの特徴とそこで過ごした気づき

・筆者のこれからの目標

について書かれています。

 

留学者プロフィール

名前:森坂 太一(もりさか たいち)

学部学年:教育学部2年(新3年)

留学先:フィンランド・オウル大学(Oulu university)

留学期間:2019年1月から1年間



4.フィンランドで過ごして感じたこと


留学生目線からフィンランドを見ると、とってもゆったりした国です。

 

仕事も勉強も無理しすぎていない感じがするし、子どもや高齢者には優しい気がします。だからこそ、気を抜くと本当にダラダラしてしまいます。ゆったりすごせてよかったね~だけで終わってしまう気がします。

 

何も忙しいことが肯定されるとは思いませんが、自分から能動的に動かないと本当に何も起こりません。

僕は「能動的」とか「アクティブに」といった言葉を連呼する方に少し懐疑的なのですが、そんな僕でさえ自分からやらないとなぁと思うほど悪く言うと何もないです笑。

 

授業がある時は毎日学校に行かざるを得ないですが、授業も大体3月の上旬に終わってしまったので、受動的に機械的にやらされていたことがなくなりました。

そのため、最近は自主勉強(英語の論文を読む練習)を開始したり、体づくりをしたりと、自分にミッションを与えています。



自分がやりたいことをやる

 

そんな留学生活で、「自分の本当にやりたいことをやっていいんだ」と気づきました。

 

何を当たり前のことを言っているんだとお思いかもしれませんが、僕はこの事実に再度(子供はみんな知っている)気付くのに時間がかかりました。

 

すごく小さな具体例を挙げると、英語がうまい人と話していて、何を言っているのかわからないときに何度も聞き返したり、先生と話していて、おかしいと思ったときに論理破綻してでもおかしいと主張したり、パーティで残り一つのパイを「食べるよ!」と宣言して食べたり、ということです。

 

僕は今まで相手に申し訳ないと思ったり、ちょっと恥ずかしいなと思ったりして、主張すべき意見を主張してこなかったように思います。

 

もちろん何でもかんでも欲しがるのは「わがまま」なだけです。

思いやりを持った主張というか、常識のある主張というか、中庸を常に考える必要があり、疲れはしますが、この考え方をするようになって少しだけすっきりしたような気がします。

 

ただし、自身の希望を主張するということと楽に生きるということは別物だと思いますので、今はなかなか大変に思う時もあります。日々の生活態度を意識的に変えている最中です。

5. 達成したい目標

 

前期と後期に達成したい以下の目標があります。前期と後期というのは、6月から8月までの夏季休業期間に一時帰国する予定ですので、1月~5月を前期、9月~12月までを後期と称します。

 

前期(2019年5月)と後期(2019年12月)に達成する目標は、以下の通りです。

 

前期

 

・勉強を頑張る

・筋力トレーニングを頑張る

・二郎パーティを企画する



「勉強を頑張る」

↑オウル大学の図書館。

 

僕が今後悔していることの一つに履修授業の少なさがあります。

 

フィンランドの大学システム自体、もともと授業数が少ないのですが、自分は一月に日本の授業の課題を行っていたため、精神的というより物理的に授業に出ることができませんでした。

そのため、多くの授業が3月上旬に終了してしまい、2か月間ほとんど授業がない状況です。しかし、後悔しても仕方がないので、この時間を有効活用するために以下の具体的な目標を立てました。

 

一つ目はフィンランド語を勉強し、大学の定めるビギナーズレベルまで語学能力を高めること。そして二つ目は大学の図書館及び大学が契約しているインターネットサービスにて自分の興味のある論文のアブストラクトを1週間に5つ以上読むことです。最後に三つ目は現地の高校に訪問することです。

 

一つ目に関して、フィンランド人と仲良くなるにつれて、フィンランド語の勉強なしに今以上の友好関係を築くことはできないと感じたためです。

現地の語学を勉強し、異文化理解能力をより高めていきたいと思います。

 

二つ目に関して、こちらは東北大学の教員・先輩に伺ったのですが、ヨーロッパの大学は日本の大学に比べて圧倒的に、世界的に重要な英語の論文が多いそうです。また、学部生のうちに英語の主要な論文に触れていくことが非常に大切だそうです。

そのため、今ある環境・時間を最大限に有効活用できると感じ、設定しました。

 

三つ目に関して、交換留学生は現地の高校を訪れる権利があるそうです。日本でフィンランドの教育システムについて学んだことを実際に目で見て体験することを通して、知識を深めたいと思います。



「筋力トレーニング」

 

純粋に体づくりとしての側面は勿論、自己管理能力を高めるうえで大きな役割があると感じ、設定しました。

決まった時間に、過酷な運動を自分に強いる。それもほとんど毎日。また、自分に見合っただけの食事を計算し、自分で作る。非常に重要な経験をしております。



「二郎パーティを企画」

 

最後はおまけみたいなものなのですが、いつも仲良くしてくれている現地の方及び留学生に感謝の意を表すということ、二郎のすばらしさを世界に知らしめたい、ということが大きいです。

 

寿司パーティを行ったことはあるのですが、留学生がとても喜んでくれていたので、ラーメンも行ってみたい、といった考えです。本当におまけです。

↑二郎

 

後期

 

・修士課程の授業(Education Globalization)の授業を少なくとも2つ履修し、リーディング能力と、英語で考える力を身に付ける。

・寿司パーティ、二郎パーティの二つを企画し、20人以上呼ぶ

 

上記に述べた通り、後期では授業を比較的多く履修します。

 

具体的には修士課程の授業を2つ履修したいと思います。

こちらは自分にとって非常に大きな挑戦だと感じています。なぜなら、日本の授業2つとは比べ物にならないほどの予習時間、リーディング課題、言語の壁があるためです。



僕は、現時点(2019年3月)では日常会話はほとんど問題なく行えるようになりました。

しかし、アカデミックな英語に触れることがあまりできませんでした。たとえば英語の論文を読む機会が少なかったり、英語のディスカッションの量が足りないと思っています。

 

これらの能力を伸ばすために、課題及びディスカッションが多いと評判のEducation Globalizationを履修し、伸ばします。

 

二つ目は「前期」に挙げたものと同じです。9月以降もぜひ行いたいと思います。


6. 最後に

 

今、一刻も早く日本に帰りたいと思う一方で、留学に来て本当に良かったとも思っています。

 

ある本に、

若いうちは孤独を体験しておいた方がいい。そうじゃないと心の冷たい男になってしまう。

という言葉があります。

 

こちらに来て、何とも言えない孤独感を何度か味わいました。

話す人がいないとか、友達ができない、といった類の孤独感ではなく、何か本質的に自分はひとりなんだ、と思う瞬間。

 

何もかも投げ出して日本に帰りたい気分になりますが、孤独を感じるほど、自分自身が強くなっているような錯覚を覚えます。

 

僕はまだガキンチョなので、上記の言葉の意味を理解したわけではありませんが、少なくとも少しだけ優しくなってきているように思います。

 

「留学を通して、英語を話せるようになる」。

素晴らしいと思います。少なくとも最も効率的で、手っ取り早い手段だと思います。

実際、自分も英語レベルが上がったなぁと思います。

 

しかし、留学というものはそれ以上に心が成長できる機会ということが素敵だな、と思いました。

 

日本にいては味わうことのできない孤独感。それを乗り越えるだけの精神力。また、孤独を味わったが故のやさしさ。目に見えない大切なものに本当に多く気づきました。

 

帰りたいという気持ちが消えることはないと思いますが、一時帰国まで残り約50日。

「やればよかった」という後悔がないよう精一杯やりつくしてきます。



稚拙かつ独善的な文章をここまで読んでくださりありがとうございました。それでは失礼いたします。

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